【#福岡グルメ】じわじわ伸びてる?

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63歳の母が作ってくれたカレーが不味い

63歳の母が作ってくれたカレーが不味い

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(理想のシンプルカレー)

どのくらい不味い?

ブログに書くくらい不味い。母の愛、手料理だから文句言うな、自分で作れ、お母さんが可哀想!って言われそう。ただ、これは母の手料理に対する感想。物語は一つではない。同時に進み 且つ複雑に絡み合う。人の数だけ物語がある。関わり合うことで発展したり、隠れていたりする物語。その上で言う。不味い。

母の手料理を疑い続けた30年

母が調理したというだけで なぜ 美味いとされるのか。ずっと疑問だった。うちは、そんなことない。お袋の味の字体だけ見ると、お母さんの手料理って事か。冷静に考えると根拠は何処にあるのか。母は看護師だ。昔から料理は苦手なようだ。俺が10代の時、母が作ってくれた料理を皿ごとひっくり返した事もある。不味い料理出すくらいなら、おとなしくhot mottoを買ってこいや!と凄んだ事もある。それは反省するべき。だが料理が不味くて仕方がなかった。

カレーなのに不味い

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看護師として働きながら家族の食事を用意し続けていた母。母は良い肉を買ってきたよ!と言うが、ステーキソースは買ってきておらず、醤油をかけてくれる。白ごはんは、ばあちゃんに合わせてベチャベチャだ。今日のカレーは箱のカレー粉ではなく、わざわざ缶のカレー粉を使ったらしい。初めて食べた缶のカレー粉。なぜ缶なのか尋ねると、その方が本格的だからと言った。日本で作られた初期のカレーは、こんな味だったに違いない。遠藤賢司が歌っていたカレーライスは、これなのかもしれない。母はそれらを再現したのではないか。その流れで冷蔵庫を開けると箱のカレー粉が3種類ストックされていた。わざとかと思うくらい 母は料理センスがない。ただ、母は俺のために一生懸命作ってくれた事を思うと、なぜか涙が出てくる。この文を書いている途中に情けなくなった。涙が出るので、明日の朝、謝ることにした。いつもそう。仕事でイライラしてるから八つ当たりしたのではない。不味いから不味いと言う。一生懸命作ってくれても不味いもんは不味い。でも感謝している。不味いけど、ありがとう。不味いけどは余計とかではない。不味いものは不味い。

最後に

母の手料理を食べられる幸せ。

お母さん、ありがとう!!